出典:漫画『放課後さいころ倶楽部』2巻
漫画『放課後さいころ倶楽部』2巻、第15話「楽しいの記憶」で登場するボードゲーム。
〝さいころ倶楽部〟店長のタケルが15年前の話。沖縄基地の仲間マイクに誘われ、ひょんなことから対立していたジョージとボードゲームで対戦することとなった本作8つ目に紹介されたボドゲ。
カタンの開拓者たち|概要
出典:jellyjellycafe.com
プレイ人数 | 3-6人 |
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プレイ時間 | 約60分 |
ジャンル | 拡大再生産 |
難易度 | ★★★☆☆ |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
カタンの開拓者たち|ルール
「カタン以前、カタン以後」
目的
「資源」を集め自分の領土を拡大し、誰よりも早く発展させる。
準備
25枚の「発展カード」をシャッフルし裏向きの山札にする。
5種の「資源カード」を種別に表向きの山札にする。
カタン島を作ります。
海の外枠を組み立て、その中に6種の「地形パネル」と2~12の「数字チップ」をランダムに配置し「砂漠パネル」には盗賊の駒を置きます。
じゃんけん等で順番を決め「開拓地」を「地形パネル」の角に、「道」を隣接する辺に並べ、全員が置いたら先程とは逆の順で同じ工程をもう一度繰り返します。
全員が「開拓地」と「道」を2つずつ置いたら準備完了。
禁止行為
「開拓地」や「都市」と隣接する角に「開拓地」を置くことは不可。
※(最低でも1つ空ける必要あり)
「道」が繋がっていないところに「道」や「開拓地」を置くことは不可。
行動
手番プレイヤーは下記4つのアクションを行います。
【1】ダイスを振る
ダイスを2つ振って出た合計の目の「数字チップ」が置いてある「地形パネル」の角に「開拓地」「都市」が置いてあるプレイヤー全員に「資源」が産出されます。
※「開拓地」1つに付き「資源カード」1枚、「都市」1つに付き「資源カード」2枚。
ダイスの目の合計が〝7〟だった場合、手札の「資源カード」の枚数が8枚以上ある全プレイヤーは強制的に半分捨てる。(奇数繰り上げ。9枚の場合は4枚捨て)
その後、(初期位置では「砂漠パネル」にいる)盗賊駒を好きな「地形パネル(数字チップ)」の上に移動することができ、盗賊が居る間はその地形パネルから資源が産出されません。また、盗賊駒を移動させた「地形パネル」に「開拓地」「都市」を配置している好きなプレイヤーの内1人から「資源カード」をランダムに1枚奪うことが出来ます。
【2】交換する
手番プレイヤーは他のプレイヤーと「資源カード」の交換を交渉することが出来ます。
他のプレイヤーは断ることや吊り上げもでき、お互いがWin-Winな関係の時に初めて成立します。
※1枚対1枚でも、4枚対2枚でも可。
また〝海外交易〟といって手札から同種の「資源カード」4枚と、山札から好きな「資材カード」1枚を交換する事が出来ます。
※港(海沿い)では1:2や1:3など交換レートが低くなっている場所もあります。
【3】建設する
資源カードを使い「道」「開拓地」「都市」を建設することが出来ます。
※「都市」=「開拓地」がある場所が「都市」に成長します。
「木」+「煉瓦」=「道」
「木」+「煉瓦」+「麦」+「羊毛」=「開拓地」
「麦×2」+「鉄×3」=「都市」
「麦」+「羊毛」+「鉄」=「発展」
【4】「発展カード」を使う
建設で「発展」をすると25枚の「発展カード」の山札の一番上から1枚引くことが出来ます。引いたカードは裏向きで自分の場に置いておく。
※「発展カード」は自分の手番に付き1枚だけ使うことが出来ます。
騎士カード(14枚)
盗賊駒を好きな「地形パネル(数字チップ)」の上に移動することができ、盗賊が居る間はその地形パネルから資源が産出されません。また、盗賊駒を移動させた「地形パネル」に「開拓地」「都市」を配置している好きなプレイヤーの一人から「資源カード」をランダムに一枚奪うことが出来ます。
※ダイスの目が〝7〟の時と同じ効果ですが、手札は捨てません。
「騎士カード」を最初に3枚使うと「最大騎士力(2点)」が受け取れます。
※他のプレイヤーに枚数を越されると(この時点では4枚以上) 「最大騎士力」は譲渡する形になります。
街道建設カード(2枚)
「資源カード」を使わずに道を2本建設。
収穫カード(2枚)
山札から好きな「資源カード」を2枚受け取る。
独占カード(2枚)
指定した「資源カード」を所持している全プレイヤーから1枚ずつ受け取る。
※この時、指定カードを持っていないプレイヤーからは受け取れない。
勝利ポイントカード(5枚)
持っているだけで+1点。
得点計算
「開拓地」の数×1点、「都市」の数×2点、「最大騎士力」2点、「勝利ポイントカード」の数×1点
「道」を5本以上最初に繋げたプレイヤーは「最長交易路(2点)」が受け取れます。
※他のプレイヤーに本数を越されると(この時点では6本以上) 「最長交易路」は譲渡する形になります。
終了条件
最初に10点獲得したプレイヤーが勝ち。
カタンの開拓者たち|解説・感想
「ボードゲームといったらこれ!」ってくらいには知名度も人気度もNo.1なのではないでしょうか。
漫画〝放課後さいころ倶楽部〟に登場するボドゲ好きのミドリも作中で「一番好きなゲーム」と謳っています。
僕もカタンは結構やり込みました。やる人を選ぶゲームではありますが、このゲームに〝嵌る〟4人が集まると白熱したバトルが繰り広げられますw
初期配置が重要ですね。ランダムに配置された中で、どの「資源」を集めて行くか。港や出目も考えながら自分なりにシナリオを立て、理想通りに展開していくと気持ち良いです。
が、基本的にはダイスゲー。思い通りにいかないなんて事もZALAで時には圧倒的ダイス運に阻まれ悪戦する事も。
まぁ運要素も大きいからこそ全員が楽しめる訳で、実力と運のバランスが神がかっている作品ですね。
「カタン以前、カタン以後」という言葉があるくらいには様々なボードゲームの基盤ともなった作品。
初心者やメンバーによってはプレイ時間が2~3時間になる事もあるので、休日など家に集まって腰を据えてプレイするのがおすすめ。
中量〜重量級は時間的にもボドゲカフェ等でやるのはコスパ悪いので興味ある人は買っちゃった方がお得。拡張版では5~6人まで遊ぶことが出来ます。