出典:漫画『放課後さいころ倶楽部』5巻
漫画『放課後さいころ倶楽部』5巻、第35話「世界を救え!!」で登場するボードゲーム。
突如始まったとある企業の最終試験。3次試験まで突破した3人が挑戦するのは協力型のゲーム!? ライバル同士の3人はお互いを尊重し合う事が出来るのか、本作24個目に紹介されたボドゲ
パンデミック|概要
出典:jellyjellycafe.com
プレイ人数 | 2-4人 |
---|---|
プレイ時間 | 約45分 |
ジャンル | 協力 |
難易度 | ★★★☆☆ |
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
パンデミック|ルール
バイオハザードな世界を救え!!
目的
全プレイヤーで協力し、世界に蔓延した致死的ウイルスの治療薬を作る。
準備
ウイルスが蔓延した世界を作り上げていきます。
感染状況を作る
シャッフルした48枚の「感染カード」から3枚引き、該当の都市に病原体コマを3つずつ置く。更に3枚引き、病原体コマを2つずつ置く。最後に3枚引き、病原体コマを1つずつ置く。
※引いた「感染カード」の9枚は捨て札にする。
「感染率マーカー」と「アウトブレイクマーカー」を初期位置に置く。
難易度を決める
「エピデミックカード」が入る枚数(※4~6枚)によって難易度が変わります。
- 4枚:入門レベル「初級(EASY)」
- 5枚:標準レベル「中級(NORMAL)」
- 6枚:英雄レベル「上級(HARD)」
手札を作る
「エピデミックカード」を6枚抜き、「都市カード」48枚「イベントカード」5枚、合計53枚をシャッフルし、プレイ人数に合わせた枚数を配る。
- 4人:2枚ずつ
- 3人:3枚ずつ
- 2人:4枚ずつ
山札を作る
上記〝手札を作る〟でカードを配った残りに、難易度に合わせた「エピデミックカード」を混ぜていきます。
※ここでは均等に混ざるようにする為、特殊な山札の作り方をします。
【例:中級/5枚 (4人の場合)】
4人に2枚ずつ配った残り45枚のカードを五等分(「エピデミックカード」の枚数分)にする。
9枚を5セットにしたら1セットずつに「エピデミックカード」を1枚ずつ混ぜ、シャッフルした後に5セットを重ねる。
※重ねた後にシャッフルはしない。
役割を決める
7種類ある「役割カード」をランダムに引きます。
(※初めての方は現時点で見てもよく分からないと思うので、後述する〝行動〟を読んでからがおすすめです。)
- 通信指令員:手番に他プレイヤーのコマの移動ができる。
- 研究員:カードを他プレイヤーに渡す際どのカードでも可能になる。
- 衛生兵:その都市にある同色の病原体コマを1アクションで全て除去できる。(治療薬が見付かっている病原体コマの場合は自動除去。)
- 科学者:同色のカード4枚で治療薬を作る。
- 作戦エキスパート :カード不要で調査基地を作る。
- 検疫官:自分が居る場と隣接する都市には病原体コマが増えない。(アウトブレイクもしない。)
- 危機管理官:1アクションを使用し、捨て札にあるイベントカードを1枚だけ再利用できる。
準備完了
全プレイヤーはコマをスタート地点、都市〝アトランタ〟に配置しゲームスタート。
手札にある「都市カード」の人口が一番多いカードを持っているプレイヤーから時計回りに進行します。
行動
手番プレイヤーは次の1~3を行う。
- アクション
- 「プレイヤーカード」を引く
- 「感染カード」を引く
1.アクション
まず初めに、下記8種類の内4アクションを選んで実行します。
移動
プレイヤーコマを他の都市に移動させる。
- 自動車または船:隣接している都市に通常移動。
- 直行便:「都市カード」を捨て、該当する都市に移動。
- チャーター便:自分の場と同じ「都市カード」を捨て、好きな都市に移動。
- シャトル便:自分の場に調査基地がある場合、他の調査基地がある都市に移動。
その他
自分の場や調査基地などで状況に合わせた対応策を行う。
- 調査基地の設置:自分の場と同じ「都市カード」を捨てる。(チャーター便の併用不可。)
- 感染者の治療:自分の場にある病原体コマを1つ除去する。治療薬が発見されている場合、同色の全てを除去。
- 知識の共有:自分の場と同じ都市に他のプレイヤーが居る場合、その場の「都市カード」を渡す/貰うことができる。
- 治療薬の発見:調査基地がある都市に居る時、同色の「都市カード」を5枚捨てることで、その色の治療薬が発見される。(調査基地がある地点の色とはリンクしていなくてもよい。)
2.「プレイヤーカード」を引く
次に「プレイヤーカード」の山札から2枚引きます。
※手札は7枚までしか持つことができないので、7枚以上になる時はその時点で手札のカードを使うか捨てる必要があります。
「都市カード」
4つ(色)の地域に分かれた主要都市が書かれたカード。
「エピデミックカード」
ウイルスの繁殖を加速させるお邪魔者カード。
次の1~3を行う。
- 感染率の上昇:「感染率マーカー」が1マス進む。
- 感染:「感染カード」の山札の一番下にあるカードを引き、その都市に病原体コマを3つ置き、捨て札にする。
- 度合いの増加:「感染カード」の捨て札をシャッフルし、山札の一番上に置く。
「イベントカード」
5種類の特殊効果が発動するカード。
〝人口回復〟以外は任意の好きなタイミングで使用可能。
- 人口回復:「エピデミックカード」によって「感染カード」が捨て札に送られた時、その「感染カード」を今回のゲームから除外する。
- 空輸:自分、もしくは他プレイヤー(許可が必要)のコマを好きな都市に移動させる。
- 政府の援助:好きな都市に1つ調査基地を建てる。
- 予測:「感染カード」の山札の上から6枚を確認し、並び替える。
- 静かな夜:次の〝3.「感染カード」を引く〟を実行しなくてよい。
3.「感染カード」を引く
「感染率マーカー」が指定している枚数分を「感染カード」の山札の上から引き、該当の都市に病原体コマを1つずつ置きます。
アウトブレイク
同色の病原体コマは1つの都市に付き、3つまでしか置けません。
「感染カード」を引き、同色の病原体コマが3つ以上になる時〝アウトブレイク〟が起こります。
病原体コマが3つ以上になる都市の隣接している全ての都市に〝アウトブレイク〟した色の病原体コマが1つずつ追加で拡散します。
※この時、拡散した箇所にある都市も同色の病原体コマが3つだった場合、二次被害、三次被害、と隣接している都市は次々と〝アウトブレイク〟が起こります。
この〝アウトブレイク〟が起こった回数は盤上にある「アウトブレイクマーカー」でカウントします。
ウイルスの根絶
治療薬を発見しても「感染カード」を引く度に病原体(ウイルス)は発生し続けるが、該当する色の病原体コマを盤上から全て排除出来た時、その色の病原体(ウイルス)は〝根絶〟となり、その後発生する事がなくなります。
※(例:赤(アジア/オーストラリア地域)の治療薬を発見後、赤の病原体コマを一掃し全て排除(根絶)。「感染カード」で赤(アジア/オーストラリア地域)の都市が出ても病原体(ウイルス)は発生しない。)
終了条件
- 〝アウトブレイク〟が8回起こる。
- 病原体コマが置けなくなる。
- 「プレイヤーカード」の山札が無くなる。
上記の前に4つ(色)の治療薬を発見したらゲームクリア。
パンデミック|解説・感想
協力プレイ型ボードゲームの金字塔。
未プレイの人は特に「協力プレイって面白いの?」なんて思うかもしれませんが、めちゃくちゃ面白いです。
周りと一致団結してクリアを目標に意見や知恵を出し合って進んで、それが成功した時の達成感は堪らなく良いですし、失敗してしまった時は反省会をするのもなかなか乙なものですw
というか、実際難易度を落としても難しいので失敗は付きものです。何故失敗してしまったのか次に活かし何度もプレイしたくなるのが魅力。
「エピデミックカード」が、ある程度一定の感覚で出現するので、運要素以上に思考力や判断力が大事になってくるのも良いですね。
「◯◯しよう!」「あーでも◯◯の方がいいんじゃない?」「◯◯もアリかも」なんて、相談しながら最善策を見付けていくのが面白い。
が、自己満プレイヤーや協調性のない人、勝ち負けに拘りたい人には不向きかもしれません…w